無職Gさん(63才)の借金相談事例

無職Gさん(63才)の場合


Gさんは、会社を定年退職してからは、たまにアルバイトをするくらいの悠々自適な生活を送っています。

特に悩みはないのですが、少し気になるのは借金のこと。

退職金で支払ってしまうことは可能なのですが、店舗の人間から頼まれて、付き合いで取引を続けています。

ある日、業者が、「この紙にサインいただければ残高0円にしますよ」と言われ、不思議な気がしたので専門家に相談してからということにしました。

借金相談前のGさんの負債額

C社 80万円(消費者金融・残高0円の申し出あり・取引期間15年)
P社 65万円(消費者金融・限度額・返済のみ・取引期間12年)
S社 45万円(消費者金融・限度額・返済のみ・取引期間8年)

C社以外も遅れても電話もしてこなくなったので、不思議に思ったGさんは、専門家に話を聞いてもらうことにしました。

「相手方は、過払いのことをうやむやにしたいのでしょうね。せっかく認められた権利なんですから、請求してみましょう。」と言われ、それならばと任せることにしました。

結果やはり、過払いが発生していました。

手続き後のGさんの負債額

C社 取り戻した過払い金130万円
P社 取り戻した過払い金110万円
S社 取り戻した過払い金80万円

これにはGさんも驚きました。

残高0円どころか、100万円以上過払い金が取り戻せるなんて、全く思っていなかったからです。

Gさんは気になって、「なんで先生は過払いだと分かったのかね」と尋ねてみました。

「それはGさん、残高0円なんて借金が残っていたら先方からわざわざ提案しないでしょう。そこで債権債務なしとかにして、過払い金を取り戻しにくくしたかったんでしょうね。」

そんなこともあるのかと、若干Gさんは驚かれたようですが、実はこの手口、消費者金融会社が使う過払い封じの一つの手段なんですね。

すぐにサインせず、相談にこられたGさんが賢明だったということですね。

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司法書士

幡野 博文

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